さて、UTMFレポート第2弾。
今回は麓から次のサポートポイントの精進湖まで。
この区間では渋滞のビハインドを徐々に取り戻し、
ちゃんぷ練メンバーにもたくさん会えました。
このあたりから珍道中がはじまっていきます。
▼麓まではこちら
ちなみに、サポートの様子は神サポーターネムネムさんのブログに。
ここまで気を回して動いてくださってたことに感謝しかない・・・
A2麓ーA3本栖湖
麓での休憩時間は約40分。
ちょっと長すぎた。着替えたり、食べたり、準備したり。
タイムキープはしてもらっていたものの、バタバタしてて思ったより時間がかかってしまった。
というか、相方の安定のもたもたにより、だいぶロス。
(猿)「あ、トイレ行ってなかった…」
(亀)「はよ行けし(笑)」(ネ)「あと3分ですよ・・・」
(猿)「あ、ジェルしまってない・・・」
(亀)「はよ・・・(怒)」(ネ)「3分過ぎてますよ・・・」
(猿)「あ、インサレーションしまわな・・・」
(亀)「(略)・・・」(ネ)「5分過ぎてます・・・」
(猿)「ちょっと待って、ライト・・・」
(亀)「はよーーーー!!!」(ネ)「(爆笑)」
いつもの通りなんだけど、あらためて相方がもたもたしすぎて笑うしかない。
サポーターさんと2人でせかしつつ、10分ロス。
というわけで、麓は23時40分ごろ出発。
この時点で予定おり約3時間のビハインド。どこまで巻き返せるかな~
脚がすでに終わっている人もちらほらいる中、トコトコと走る。
A沢貯水池まではつまるところなく順調に進めました。
(大量の水たまりと泥で同じ場所とは思えなかった)
お、渋滞解消か?と思ったのもつかの間。
竜ヶ岳へののぼりは、相変わらずの大渋滞でした・・・
深夜0時をまわり、気温も下がってきていたのでプッシュしていくことに。
悲壮感MAXでぞろぞろのぼる方々の横を
道幅が広いところを見つけてぐんぐん抜いていく。
「ちゃんとついてきてね!」
と念のため相方に声をかけようと振り向いたら、別の人でした。笑
まぁ、そのうち追いついてくるから大丈夫でしょう。
竜ヶ岳の山頂は暴風でした。
雨も降り続いており、幸いにも山頂付近は渋滞が緩和していたけど
山頂過ぎてすぐの分岐から下はまたまた大渋滞。
やれやれ、本栖湖には何時に着けるやら。
熊森山に同じく、1000人以上が耕した路面はすごいことになっており
足型になった深さ50㎝ほどの穴が無数に。
これはトレイル修復するの大変そうだ…
最後のロードはしっかり走り切り、本栖湖には3時30分過ぎに到着しました。
ここでも予定よりさらに1時間のビハインド。長旅になりそうだな~
A3本栖湖ーA4精進湖
本栖湖ではとってもとっても眠そうなO高さんに遭遇。
「眠い!眠いっ!!眠いんだよー!!」
と、叫んでたけど、昨年も同じ光景を見たような・・・
眠いのはすごくわかったけど、残念ならが私には何もしてあげられない。
休憩用のテントに消えていくO高さんの背中を見守りつつ湯葉丼を食べていると
今度は仮眠室からK畑さん登場。
渋滞とぬかるみに、だいぶ精神的にやられている様子。
「行くの?ここでやめようかと思っている」と言っていたので
「は?やめるの?」
と、とっさにでた一言。(すみません。笑)
何度も試走に連れて行ってもらい、K畑さんの完走にかける想いは知っていたので
こんなところでやめてほしかくなかった、というのが本音。
「精進湖までいこうよ!先行くね!」と思いっきりため口をきき(すみません。笑)
予定通りの15分で本栖湖をあとにしました。
やっぱり、チームメンバーに会うと元気が出る。
本栖湖からのトレイルはぬかるみも渋滞もなくスムーズに走れました。
6時46分、精進湖に到着。かなり挽回。
78㎞走ったわりには、脚も元気。気持ちも元気。
(naomiさんありがとうございました!会えてうれしかったです★)
「パワーポジション意識したら、転ばなかったんです!」
みんな全身泥まみれで走ってくる中、私たちだけめちゃくちゃきれいだったのを
ちゃんぷさんに自慢しているところ。笑
昨年のUTMFで見事100マイラーになったSさんにも会えた!
知り合いに会うとやっぱり元気出る。
超脱力・超集中
先日、奥宮選手のセミナーに参加した際に
楽しく走るために大切なことを伺いました。
100mileだと100㎞走っても、あと60㎞。ハセツネを2回走っても終わらない。フィニッシュまであと10時間以上かかる…そんなことばかり考えていたら気持ちが持たない。
1時間を5分に感じる方法、苦しみを感じない方法。
「魂を抜いて、超脱力・超集中」
振り返ってみれば、今回のUTMFはかなり集中して走れた気がする。
次のエイドまであと10㎞…2時間以上…とおいよ…
ってなる瞬間はほとんどなかったし、気づいたらエイドについていた。
(ロードながいよ!!って思った回数は多かったけど。苦笑)
まだまだいける!走れる!楽しい!!と思いながら進めたのは
走ること、前に進むことだけに集中できていたからかもしれない。
脚が痛い、エネルギーが足りない、体調が少し変、など
トラブルがまったくなかったわけじゃなかったけど
体の状態にも敏感に気づけたし、それに対しても冷静に対応できたから
大崩れすることはなかった。
今までの私だったらメンタルの波が激しすぎて
それによって走りもぶれぶれだったから
集中して走る!ができたのは大きな収穫。
精進湖ではカレーメシ、キットカットを食べ、カフェオレを飲んで胃を温め
汗と泥でぐちゃぐちゃのウェアを着替え
ガーニーグーを塗り直し、足の裏を乾かして
かなりリラックスして過ごしました。
残り約半分。さてさて、ここから上げてくよ~!
▼③(A4精進湖~A6忍野)に続く