さて、スパトレイルのレポートはじめます!
今回のテーマは
わたしたち夫婦が、なぜここまでスパトレイルの完走にこだわるのか。
について。
至極個人的な内容ですので、若干暑苦しいです。
そして、レース中の様子はほぼ出てきません!
そんなの興味ないよーって方はぜひ読みとばしてください・・・笑
はじまり
私たちはランニングを通じて出会いました。
入籍したのは2015年4月の青梅高水トレイルランのレース後。
無事に2人ともゴールできたら入籍しよう、そう決めて。
(素人感がすごい)
関門3分前の超ぎりぎりだったけど、なんとか完走。
そこからわたしたち2人のトレイルジャーニーがはじまりました。
チャレンジ
トレランの魅力にはまり、その年の秋にFT50をなんとか完走。
翌年、はじめてのミドルクラス(70㎞以上)にチャレンジしようと決めたのが
スパトレイル2016でした。
(2016年のとき)
当時わたしのフルマラソンのベストは5時間30分だったので
よくもまぁ無謀なチャレンジを、と今なら思うけど
案の定、みごとに玉砕。
特設関門で30分のタイムオーバーとなりはじめてのDNFを経験しました。
まったく歯が立たなかった。
関門まで残り3㎞、15分。
もう次の関門には間に合わないとわかって
でもすでに脚は動かなくて、歩くしかできなくて
悔しくて、遅い自分に腹が立って、なさけなくて、涙が止まらなかった。
そんなとき
「いけるところまで一緒に行こうよ」
そう言ってそっと背中を押してくれた相方に
この人ならきっと大丈夫だ、と思った。
そのとき、このレースは絶対に2人でゴールするんだ、そう心に決めた。
リベンジ
その後、東神田TRCに入会し、月間100㎞以上は走るようになった。
相変わらず亀だったけど、長い距離への耐性は徐々についた。
トレニックワールド彩の国100㎞も完走し、
今年はいける!そう思って挑んだ2017年。
あえなく玉砕。
たりなかった30分は15分しか縮めることができず。
1人なら絶対に完走できるだろうに
わたしのせいでいつまでもゴールさせてあげられない悔しさに
とにかく泣いた。
もっと練習して、もっともっと強くなってここに帰ってくる。
あの日、そう心に誓って会場を後にした。
念願のゴール
あれから1年。
月間200㎞以上走り、スピード練習も本格的に取り入れた。
ロング走や峠走も月に1回以上は必ず行い
とにかく強く、速くなるために、いっぱい練習した。
すべては2人でゴールにたどりつくために。
はじめてのチャレンジから2年。
おたまじゃくしはカエルになり、ちょっとだけ脚のはやい亀になった。
ようやく相方をゴールに連れてきてあげることができて
本当にうれしい。
時間かかって、ごめんね。
コンセプト
わたしたちには2人のコンセプトがあります。
このブログのドメインにもなっている
「GET READY GET SET」
このコンセプトはわたしたちの人生そのもの。
わたしたちがロングレースを2人で走るのは
このコンセプトがあるからなのです。
なんとかなるよってのんびりどっしりかまえて
こっちの道の方が楽なんじゃないって巻き道を教えてくれる相方。
いつも全力疾走で
急な登りだろうと構わずまっすぐにつっこむわたし。
生きていれば毎日いろいろあるけど、それはお山と同じ。
終わらないのぼりはないし、明けない夜もない。
一歩一歩、足を止めなければ、必ず目的地にはたどりつける。
この2年間もいろいろあったけど
スパトレイル完走は2人にとって1つの原点であり
共通の目指すべき場所でした。
この草津温泉への長い長いトレイルジャーニーを終えて
わたしたちはまた1つ、強くなれた気がします。
そして、ようやく次の旅に向けて一歩踏み出すことができる。
これこらもいろいろあるだろうけど
2人ならどんな山でも越えていける気がする。
「GET READY GET SET」
さて、次はどこに向かおうか。