5月19日 快晴
真夏のような日差しの中、横浜トライアスロン参加してきました。
トライアスリートなら憧れの大会?!
あのチョコレート色の海の何が憧れなのかは謎すぎますが(たぶんそこじゃない)
ブルーカーペットと会場全体の雰囲気はとってもよく
世界シリーズなだけあって街全体をあげて盛り上げてます。
なんとスイムでは氷川丸の目の前を泳ぐことができる!
山猿家は昨年に引き続き、リレーで参戦してきました。
担当は
スイム:わたし(泳ぐのは1年ぶり)
バイク:Iさん(バイク乗り。とにかく速い)
ラン:相方(UTMF仕様のためスピード練習ゼロ)
元水泳部ということで選択権なくスイム担当。
亀さんランナー海へ帰る、の巻です。
さて、無事に海に帰れるのか。
当日朝
朝起きて、やっぱり行きたくない。やめようか、と悩むこと15分。
水着をどこにしまったか、思い出すのに5分。
あと、ゴーグルと、キャップと、えーと、、これだけでよかったっけ?
先が思いやられる1日のはじまり。
なんてったて最近はもっぱら週末山生活なので
昨年の横トラ以来1回も泳いでいないという・・・
(UTMFあったし、それどころじゃないよね)
それでも、やめて後悔することはあっても
やって後悔することはないだろう、ということで
意を決して家を出る。
まじで1.5㎞も泳げんのか、という気持ちと格闘すること1時間。
会場に着いてしまいました。
もう、やるしかない。
スイムチェックイン
トレランと違ってトライアスロンはウェーブスタート形式。
わたしの参加するリレーは第11ウェーブということで
スタートは10時20分。
スイムチェックイン完了の9時40分までにスタートエリアに行けばOK。
のんびり準備して、とりあえずウェットスーツを着る。
準備したらやる気でるかと思ったけど
ほんとに1.5㎞泳げんのか、前に進むんか?という気持ちとまだ格闘中。
ウェット着て、決めポーズしたらやる気が10点くらいになりました(100点満点ね)
陸上の運動ならヘルプもすぐ呼べるからなんとかなるけど
海ってなんかあったら一大事だからね。
ぐだぐだしながらスタートエリアへ。
チームで写真撮ったら、やる気が20点くらいにあがりました。
よし、とりあえず、たすきはつなごう。
試泳
大きな大会って試泳があるんです。
これから1.5㎞泳ぐってのに
100mも泳がされる…!
この試泳でフォームがあやしい(溺れかけてたり、蛇行がひどかったり)と
安全にスイムアップできないと判断され、審判にブーと言われます。
つまり、スタートさせてもらえません。
全然進まなかったらどうしよう、と不安MAXの中
1年ぶりの海へダイブ。
横浜港のところどころ泡立ったチョコレート色の海は
想像通りの水質で、まあ、やっぱりすごかったです。
例えると、味噌汁を黒くして、工業油の風味つけた感じ?
海水なのでもちろん、味は塩分かなり濃いめ。
視界は自分の肘くらいまで。指先はギリギリ見えない(苦笑)
昨年もう二度と泳がん!!って決めただけある。
結局また泳ぐことになったけど。
そんなことを考えながら泳いでいたら100mの試泳はあっさり終わりました。
なんだ、1年ぶりのわりにはちゃんと泳げたわ。
この時点でやる気50点くらい。
スタート
試泳が終わったら反対側のポンツーン(スタートライン的な浮き台)に整列。
もうこうなったらやるしかないので、覚悟を決める。
やる気は最終的に70点くらいまでしかあがらなかったけど
まあ、あとはなんとかなるでしょう。
3、2、1、プオーン。
唐突に鳴るスタートの合図とともに
亀さんランナー、海へ帰る。いよいよスタート。
コースはご覧の通り、氷川丸の前のエリアを三角形に2周。
ファーストブイまでだいたい300m。
そこから鋭角に曲がってセカンドブイを通過して、サードブイまでたぶん150m。
そしてポンツーンまで300mといったところでしょうか。
1周目
まず目指すはずいぶん遠くに見えるファーストブイまで。
・・・・・・とおい。
25mプール6往復分をまっすぐ泳ぐつなげて泳ぐ、
って考えたらたいしたことなさそうだけど
案の定、全然つかないよね。
泳ぐ感覚も、息継ぎの感覚も、前方確認のためのヘッドアップの感覚も
すべて思い出しながら漂うこと数分。
横からアタックしてくる人とか(まっすぐ泳いで…)
前のウェーブの速い人に後ろから乗り上げられたり、たたかれたり
(これをスイムバトルと言います)
蹴られたり、蹴り返したり
もれなく大量の海水を飲みつつ(お腹壊しませんように…)
そんなこんなしてるうちにようやくファーストブイに到着。
残り、このあと5倍。
え、ちょっとできるイメージない。すでにやめたい。笑
といっても、ランと違って「やめます!!!」ってすぐ言えないのがスイム。
そう、ここは横浜港のど真ん中。
目の前にそびえる氷川丸と比べて、ちいさなちいさな、漂うわたし。ぐすん。
(はい…泳ぎます…とりあえずポンツーンまで頑張って戻りますね…)
なかば投げやりに手を回し続けたら
意外とあっという間にサードブイまで着きました。
ブイの鋭角なターンで毎回タコ殴りにされた以外はおおむね順調。
(だからまっすぐ泳いで…)
最後のストレートはまたひたすらに長かったけど、無事に1周目を終えました。
よし、とりあえず750m泳げたぜ。
2周目
さて、ポンツーンに戻ると、一度陸にあげられます。
この瞬間が、めちゃくちゃきつい。
もう1周これ行くの・・・という気持ちとの格闘。
昨年はここで1分くらい休んで1分差で優勝を逃したので
今年は休まず2周目いこうと決めてたものの…
20秒くらい休んだ。やっぱり、きつい。笑
2周目はだいぶ泳ぐ感覚もつかめ、ファーストブイまではかなり順調。
まわりを見ると後ろにもかなり選手がいたので
そんなに最後尾を泳いでいるわけではなさそう。
気持ちの余裕も出てきました。
・・・が、順調と思ったのもつかの間。
この辺から前のウェーブの選手がかなりこぼれてきて
スイムバトル再開・・・!
こぼれてくる=スイムが得意ではない、ということなので
(前のウェーブはリレーではなく、1人で3種目やるすごい人達です)
乗り上げてくる、横からつっこんでくる、いろいろすごかった。
申し訳ないと思いつつ、平泳ぎに変えて、足でそっと横にいっていただく。
(思いっきり蹴ったらかわいそうなので、そっと、ね)
そんなこんなしてたら、2回目のファーストブイは案外近かった。
残り約450m。
もう1㎞以上泳いできたから、たすきはなんとかつなげそう。
あとは最後まで残る力を振り絞って泳ぐのみ!!
そう思って気合を入れた直後に、腕が終わりました。笑
かすっかすで全然水をかけない重たい腕をひきずり
最後はトレランで鍛えた脚力を活かした全力のキックで進む。
もがくこと数分。
・・・着いた!!!!嬉
こうして、亀さんランナー海に帰る、完。
無事にとはいいがたい状況ではありましたが、なんとか海に帰れた、と思います。
スイムアップは39チーム中21番目。
男子チームもある中で半分くらい、まずまずでしょう。
トランジション
種目をチェンジすることで、バイクやらシューズやらを置いておく場所を「トランジションエリア」と言います。
横浜ってスイムアップからトランジションエリアまでが遠い。
1.5㎞泳いでぐったりのところ
ウェットスーツ着て、はだしで、トランジションエリアまで走ります。
もちろんこの区間もタイムに加算されるのでリレーの場合はとにかくダッシュ!
約500m。キロ4分30秒で走りました。
心臓取れるかと思った。
でもこの区間で10人くらい抜いたので順位アップにつながった…はず。
おまけ
そんな亀さんランナー1年ぶりの海、でしたが
バイクIさんと相方の激走によりチームではなんと男女混合2位をいただきました。驚
スイムがへっぽこすぎて
「とにかく、マイペースに、時間いっぱい使っていいから!安全に帰ってきてくれたらそれでいいからね!!!」
というものすごーーくハードルを下げた状態で挑んだのでまさかの結果。
世界シリーズだけあって表彰式はとっても立派で
あの場所に立たせていただいて2人には本当に感謝です。
1位とは約2分差だったようで、ちゃんとスイム練してたら優勝できたかもなぁ…
と少し申し訳ない気持ちもあります。
来年は優勝目指して…がんばる…?
・・・とは言い切れない自分もいますが
トライアスロンもやっぱり楽しい★と思わせてもらった大会でした。
バイクちょっぱやのIさん、本当にありがとうございました!
長くなりましたが、次のレースは水上アドベンチャーレース!
楽しみだ~