4月24日 晴れ
本来ならUTMFを走っていた週末。
ぽっかり空いた予定を埋めるべく、前からずっとやってみたかったコースに挑戦してきました!
名付けて「トランス丹沢」
大倉から山中湖まで丹沢山塊を超えて富士山を目指すルートです。
ではさっそくコースプロフィールから。
コース
スタートは大倉。
渋沢から歩いてもよかったですが時間的にギリギリだったので大倉まではバスで。
大倉ー塔ノ岳ー丹沢山ー蛭ヶ岳ー檜洞丸ー西丹沢自然教室ー畦ヶ丸ー菰釣山ー平野
全長:44㎞ 累積標高:4200m
補給:西丹沢自然教室手前のキャンプ場に自販機あり
荷物:全持ち
コースタイム25時間ほどのコースなので山中湖に後泊。
なので着替えやもろもろ宿泊に必要な道具を全持ちしました。
20Lザックに小屋泊装備といった感じ。
帰りは平野から新宿までバス1本で帰れるので、意外とお手軽!
今回通ったルートはこんな感じでした。
結論、超きつかった!!!
これまでのトップ3に入るくらいパンチありました。まじで。
「西丹沢のアップダウンがきついよ」
っていう事前情報は聞いていたのですが、あとから調べたら…
このコースほとんど西丹沢やん!笑
丹沢山地の主稜線部にあたる塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳を中心として、東側を東丹沢、西側を西丹沢、南側を表丹沢(南丹沢)、北側を北丹沢(裏丹沢)と山地を4地域に分けて呼ぶ際の1地域である[1]。
たいらなとこがほぼなくて、脚もメンタルもどんどん削られていく感じでしたが
進むにつれてどんどん山深く入っていく感じや
富士山に近づくにつれて趣を変えていくトレイルは
変化に富んでとてもおもしろかったです。
では、旅の様子をどうぞ。
大倉ー蛭ヶ岳(11時30分)
大倉を7時半過ぎにスタートして、塔ノ岳まで2時間弱。
基本的に走らない、と決めていたのでスーパー早歩きで進みました。
…が、以前塔ノ岳まで走った時と2分くらいしか変わらなかった。
歩くの速くなってるのか、走るのが遅いのか。
お天気もよかったので丹沢山まではハイカーさんもランナーさんも多く
山頂は大変にぎわっていました。
そこまできつくなく手軽にこの絶景を見られるから丹沢はいいよね。
蛭ヶ岳ー檜洞丸(13時30分)
蛭ヶ岳直下のざれた激くだりに難儀して
この区間ほぼコースタイムどおりかかってしまった、、
「難路で時間もかかるので、相応の装備で覚悟して進んでね」
って看板が随所に立っているのですが
そのとおり集中しないとリアルに滑落しそうな場所が何か所か…
(これは蛭ヶ岳手前の鎖場)
途中すれ違ったランナーさんが
「大倉から山中湖まで行って帰ってきたんです」って行ってて
ちょっと何言ってるかよくわからなかったけど。笑
1つだけ言えるのはあの方のメンタルはめちゃくちゃ強い。
檜洞丸はもうしばらく行きません。。
水が切れそうだったので青ヶ岳山荘で水を補給させてもらいました。
100ml100円で無人販売されています。ありがたや・・
利用者の良心だけで成り立つものなので
利用される際はルールを守りましょうね♪
檜洞丸ー西丹沢自然教室(15時)
檜洞丸からは犬越路方面に行くルートもあるのですが
それだと完全に水の補給ポイントがなくなってしまうので西丹沢自然教室へ下山。
キャンプ場は子供連れでにぎわってました。
ここで自販機・トイレがあるので休憩できます。
・・・ってこの時点でまだ24㎞。半分ちょっとやん。
ここまで7時間もかかりました。丹沢おそるべし。
バスに乗ってここで終わりでもよくね?という誘惑にかられつつ
平野に宿とってたので進む以外選択肢はない。
ここからは東海自然歩道だから、ちょっとはマシよね!
なんてぶつくさいいながらリスタート。
残り18㎞。あと何時間かかるんだ?
西丹沢自然教室ー山伏峠(20時30分)
ここから写真が1枚もない!笑
畦が丸に菰釣山。
カエルにキツネ(微妙に違う)ってかわいらしい名前だけど
全然かわいくない。なんならだいぶきつい。
畦が丸までののぼりかえし800mは想像していた5倍くらい長くて
畦が丸から山伏峠までの終わらないアップダウンは発狂しそうでした。笑
なんとか日が暮れる前に菰釣山までいけるかと思ったけど
手前の避難小屋で完全に夜の山へ。
菰釣山超えたらくだりなのかと思ったら
そのあとも「なんとかの頭」が何個も出てきて、心折れました…
時間あれば鉄砲木ノ頭から平野に降りようかと思ったけど
時間も心もそんな余裕なかったので山伏峠でロードに下山。
結局、西丹沢自然教室から5時間かかりました。。
山伏峠ー平野(21時30分)
もう終わったも同然!!
って思ったけどなんでそんな時間かかってるかって
山伏峠から平野まで5㎞もあるじゃんね・・・
もはや走る元気もなく
昼間の暖かさとはうってかわって極寒のロードをとぼとぼと1時間。
(宿、このローソンの近くと思ってたら、もっと先のセブンの近くだったってオチ)
ようやくゴールの山中湖に到着!!!
休憩込み13時間強、長かったー…
まとめ
丹沢から山中湖へ。
山々を超えて富士山のふもとにたどり着くとってもロマンあふれる素敵なルート。
途中の補給ポイントの少なさと
コースのタフさが難易度をかなり上げているけど
着いた時の達成感はなんとも言えないものがありました。
翌朝、旅館から見た富士山も美しかった…
夏はヒルが出るし水場も少ないし、真冬は丹沢にも雪が積もるので
このルートにチャレンジするなら晩秋か春がおすすめです!
どうやら鍋割山から丹沢湖方面に抜けて平野を目指す方法もあるそう。
次はこっちにチャレンジかな~