いつか行ってみたいな~
でも道具高いしな~
どんくさいから雪の上ちゃんと歩けるか心配だしな~
寒いの苦手やしな~
なんて、できない理由を並べまくって手を出してこなかった冬山登山。
この度勇気を出してチャレンジしてきました!
結論、めちゃくちゃすごかった!!いろいろ!!
ちょっとこれだと語彙力がやばすぎるので、
ゆるふわ*雪山デビューをレポートしたいと思います。
ギアをそろえよう!
そう、実は一番のハードルはこれだった・・・
なにより、道具が超絶高い。
夏山より格段に危険度が増すので、ギアもきちんとしたものをそろえる必要が。
まず絶対必要!と教えてもらったのは
・マウンテンブーツ(冬用)
・アイゼン
・ピッケル
・グローブ
氷点下の雪の世界で自分を守るためにこれらを用意しました。
トレランシューズと違って、冬の山靴って超重い(片足で1㎏!)ので
シューズは必ずお店でフィッティングしてから買うこと。
アイゼンもシューズによって相性があるみたいなので、同じくお店で選びましょう。
ということで、デビュー戦の装備はこんな感じになりました。
OMMの防寒対策でウェア類はかなりそろっていたけど
今回いくらかかったかは考えないようにしよう…
仲間を探そう!
次に大事なのがこれ。
初心者が1人で行っちゃだめですからね!!
その辺の低山のトレランのように行けるっしょって思ったらだめです・・
(そんな人いないと思いますが)
今回のデビュー戦は山の経験豊富なこの方にアテンドをお願いしました。
▼山岳エンターテイナー 世界のやまちゃん
夏のエクストリームなアルプス縦走も共にした信頼できるバディ。
それにやまざるさんを加えた3人のパーティーで挑みました!
この3人がそろうと必ずエクストリームになる!今回はいかに!?
いざ雪山へ!
今回デビュー戦に選んだのは「谷川岳」
え?谷川って難易度高いんじゃないの??
日本三大急登の西黒尾根が有名な谷川岳ですが
天神平までロープウェイで上がることができるので山頂までは往復5時間程度。
天神尾根はそこまで難易度が高くなく、はじめてでも大丈夫でした。
ロープウェイを降りるとそこはスキー場。
スキー場の脇からのぼっていきます。
あれ・・・思ったんとちゃう(汗)
私が想像していたのは「ゆるふわスノーハイク」
なだらかなふわふわの雪がつもった道をゆるゆると歩いていくイメージでしたが
・・・谷川岳なんだからそんなわけないやん!
がっつりのぼります。初級といっても山頂までの標高差は500m以上。
はじめは重たい冬靴とアイゼンに慣れず雪に足を取られがちでしたが
1時間も歩いたら慣れてきました。
・・・と思ったけど写真みたら埋まってる写真しかなかった。笑
ゆるふわエクストリーマーのどんくささ、本領発揮(注:ふざけてません)
スタートが10時と遅めだったので、先行者もそれなりにいてトレースもばっちり。
見通しのいい尾根なので、だいぶ先に前を行く複数のパーティーが何組も見えました。
「すぐ追いつけるんちゃう?」
えーと、埋まりがちなんでたぶん追いつけないと思う。
前日の大雪で積もりたてのパウダースノーはなかなか大変でした。
埋まって抜け出せなくなってるのを撮影する2人。撮ってないで助けて。笑
転んでも痛くないので危なくはないんだけど
雪って意外と重くて
埋まりすぎると本気で抜け出せなくなってちょっとこわかったです。
と、しばらく行くとずーっと前の方にいた先行者の列に合流。
・・・追いついたわ。
先発隊はなんと腰上のラッセル祭りで、30人くらいの渋滞ができていました。
これも冬山ならでは。
トレースがないと自分で道を作らないといけない。
いま自分が歩いてきた道も、誰かが道を作ってくれたからサクサク歩けるんだな~
なんだかとってもありがたく、申し訳ない気持ちになりました。
体力はあるはずだから、ラッセルも練習してできるようにならないと。
渋滞での停滞が長くなって冷えてきたので、今回はここで撤退。
肩の小屋から200mくらい手前かな?
帰りのロープウェイの時間も考えると時間的にも撤退の判断で正解。
夏山では当たり前のように山頂にたどり着けるけど
冬山の難易度は圧倒的に高いな~と感じたデビュー戦でした。
トレースがないときはルートファインディングもしなきゃいけないしね。
下山を始めたら、予報通り晴れてきました。
太陽の光が当たると雪でも暖かくて気持ちがいい。
晴れたら青と白のコントラストがとてもとても美しくて、感動しました。
夏では見られない山の姿。
やまちゃんは「本当の山の姿」って言ってたっけ。
山の美しさもこわさも、夏以上に味わえる冬山。
チャレンジしてよかったな~と思います。
まだまだ経験も知識も足りないけど、安全第一でいろんな山に行ってみたいな!