さて、次はタイムテーブルと食料についての振り返り!
食料の計算はトレランのロングレースでいつもやっている計算を応用したので
なんとなくうまくいった気がします。
▼参戦記①はこちら
タイムテーブル
まずはタイムテーブルから。
工程が長くて計算が大変だったけど、ここを雑にすると困るのは自分なので、、
というわけで、タイムテーブルはこちら。
上が実績、下が予定です。
よーーく見るとわかりますが、いろいろ計算間違えてます。笑
雲取山から将監小屋は7㎞ではつかないし(実際は13㎞くらいある)
雁坂小屋から甲武信ヶ岳まで20分!?で着くはずがない。笑
こういうことが起こると、もはや何が正解かわからなくなってしまうので
タイムテーブルは慎重に組むことが大事なのです。
2日前くらいに焦って作るとこうなるんだな~
ただ、分水嶺の場合は基本パワーウォークなので
山と高原地図のコースタイムから算出できるのが楽ちん。
余裕もってCT70%で計算しましたが、ゆっくり歩いてこのくらいでちょうどかな~
悪天候で路面が悪かったのもあるけど、思ったよりスピードは出てなくて
ゆっくり歩いて60%切れるくらいになりたいなぁ。
(苦手だったくだりをはやく歩くスキルをこの3日間で身につけた!)
雁坂小屋から80%超えてますが、こちらは相方の体調不良によるもの。
待ってる時間が長くなったのでこんな感じになってます。
ソロなので置いていってもよかったんですが、
なんか危なっかしいというか事故が起きたら嫌なので、
見える範囲にいるようにペースを少し落としました。
実際はぶっちぎっちゃってて小屋で30分以上待ってる形になりましたが。笑
反省点としては、休憩時間の見積もりが甘かったかな~
ちょこちょこ食べたり飲んだりで休む時間を考慮しないと、
ちょっとずつビハインドが出てしまうことに途中で気づきました。
うーん、、タイムテーブルは予定と実績があったことなくて
もう少し精度を上げたいところ。
食料
かわりに食料の計算はうまくいきました!
行動時間55時間として、今回の必要エネルギーはこちら。
山小屋の通過時間を見ると、小屋があいている時間に通過できるのは大弛小屋だけ。
ここでカレーを食べることを目標に、残りはすべて持参する計算にしました。
持っていったエネルギーと使用した実績はこちら。
アルファ米が2つとジェル、クリフが1つずつ余ったくらい。1日分の予備としては十分。
カレーは食べられたし、雲取小屋でラーメンも食べられたし!!
満足です。笑
普段はそんなに食い意地張ってる方じゃないけど、
山に入ると食べ物への執着心が強くなるわたし。
案の定、途中からたまごぱん飽きてきちゃったけど、
それを想定していろいろ持っていったので
問題なく食べ続けることができました。
寒くて食べる気力がなくなってしまったので、火器は持っていって正解。
2日目のビバーク中に食べた温かいおかゆは、とても元気になりました。
驚いたのは思ったより省エネで進めたこと。
運動強度が低かったのか、総エネルギー摂取6000kcal以下でも
途中ハンガーノックはありませんでした。
5月くらいからファットアダプテーションを始めていますが
その効果が少しずつでてきたのかな~
終わって体重2㎏くらい減りましたが、
筋肉痛もなく、体脂肪が3%くらい減ってるので
筋肉ではなく体脂肪がうまく使われた証拠だと解釈してます。
BeforeとAfter
いろいろ変化がありますが、、
1週間経って、ここからさらに明らかに痩せました。
ダイエットしたい方、分水嶺はおすすめかもしれません。笑
というのは冗談で、
最後はスタートからゴールまでの時系列でドラマを振り返ってみたいと思います。
できるだけの準備はした挑んだけれども
今回のコンディション、最後はやっぱり精神力だったんじゃないかなーと。
▼参戦記③につづく!