DAY2 8月11日 雨(強め)
更新あいてしまいました・・・
忘れないうちに2日目、3日目と書いておきます。
DAY2 杁差小屋ー頼母木小屋ー北股岳ー梅皮木小屋ー御西小屋ー飯豊本山ー切合小屋
約23km 累積標高約1900m
2日目は雨。
起床は3時でしたが雨が強くて暗い中進むのは危険と判断し二度寝。
6時ごろのんびり起きて出発です。
この時間はまだかろうじて視界がありました(苦笑)
この日はひたすら稜線を歩く計画だったので
コースタイムの50~60%で歩き続けました。
悪天候だったことを除けば特に危険個所もなく
とても歩きやすい稜線。
アップダウンはそれなりにあります。
最高点の飯豊本山までは500mほど標高をあげるので若干のぼり多め。
だけどとても整備されていて歩きやすいのであまり気になりません。
はじめての暴風雨
2日目大変だったのは何よりも雨。
事前に天気予報をなんとなくしか確認していなかったのは致命的なミス。
登山指数を教えてくれる便利なサイトもあるんだ。
(知らなかった・・・)
改めて荒天時の山行は命にかかわるということを頭に入れ
次回から活用します。
道中はこんな写真ばかりなのでこれくらいで。
視界は5mくらいあったので道に迷うことはなさそう。
両側は谷になっていたけど、
明らかにわかる一本道なのと
分岐がそれほど多くないのも不幸中の幸い。
ただ、谷から吹き付ける風が非常に強くて
油断したらバランスを崩しそうなほど。
稜線とはどんな場所かを思い知らされた。
今回はいろいろあって予備日が取れなかったので進んだけど
スケジュールに余裕があったら1日小屋で停滞が正解だったかも。
余談だけど、この日は山の日だったので
頼母木小屋でスケッチ展なるものをやっていた。
ここの管理人さんはとても親切。
この山域に関するいろんな情報を教えてくれたし
晴れたらすごくきれいなんだよ〜と
また来たい気持ちも高めてくれた。
この小屋はビールも1000円で買えます。笑
この日は地元の人が荷揚げしてきたという
ナスとキュウリもいただきました。
ラッキー。
アルファ米の生活に野菜はうれしい!
この後は管理人さんの
「今日は夕方に雨があがるみたいですよ」という言葉を信じて
霧で視界のないと暴風雨の中をひたすら修行のように進むことになります。
雨対策
レースでもこんな暴風だったことないので(たぶん中止になるレベル)
今回勉強になったのは雨の対策
よかったことは
・ザックの耐水が最強だった(RushXP 28L)
・帽子は雨が目に入らなくて◎
反省点としては
・レインウェアの耐水圧が低かった
・足元が脆弱すぎた(シューズと靴下の濡れ、乾きにくさ)
かなぁ・・・
とにかくザックの防水性が完璧で、ザックカバーなしでも余裕でした。
今回のレインウェアはサロモンのボナッティジャケット
耐水圧10,000mm、透湿10,000mm/m2/24h
結果、雨がしみてくるわ、蒸れてめちゃくちゃ汗かくわで
雨だか汗だかわからないレベルでビショビショになった(涙)
止まると冷えて寒いし、不快だし、水を吸って重いし
ギアの機能はとても大切だと身をもって感じた。
高機能のギアは高いけど命を守るためには必要な出費ということ。
登山であれば耐水圧20,000mmはあった方がいいみたい。
トレランやスピードハイクの場合
登山より汗をかくので透湿性も高い方がより快適。
勉強になったー
ちなみに、濡れた状態で長時間いることはとても危険。
体温がどんどん奪われて低体温症になる可能性が。
止まるとかなり寒かったので動き続ける作戦で乗り切ったけど
動き続ける体力があったからできたこと。
小屋で停滞しているパーティーを何組か見たけど
すれ違ったのは1日を通して3,4組
この天候では停滞、が正解でしょうね。
飯豊本山でのごほうび
というわけで2日目はほぼ雨のため眺望なし
コースレポートをしたかったんですが
自分の前後左右2mくらしか状況がわからなかったので
歩きやすい道だったということ以外よくわかりません。笑
お楽しみは次回におあずけ。
ですが…修行のようなコンディションの中がんばって歩いてきたごほうびに
飯豊本山の手前で雲が切れた!
太陽の光ってあたたかい~
本山小屋から少し下ったところから振り返るとこの絶景!
きっと稜線上ではこんな景色がずーっと見えるんだろうなぁ・・・
どうですか?飯豊連峰行きたくなった?
8月でも大雪渓が残り
白と緑のコントラストがとても美しい稜線
アルプスとはまた違って山深く人も少なくとてもいいお山でした。
お花もたくさん!
(チングルマ。生で見れて感動)
アドベンチャーレースのような厳しいコンディションでの行動練習ができて
雨のレースでもめげないメンタルは身についたかなと。
気力と体力は人より少しだけあるけど
気合いだけじゃなんともならないことが起こる
それが自然なんだと痛感。
真横から雨が打ちつけるあまり経験できない状況で
進むか止まるか戻るか。
周囲の状況を考えて適切な判断をする
そのあたりのスキルはまだまだ全然なくて
山を楽しむためにはもっと勉強が必要だなと感じました。
飯豊連峰、今度は天気がいいときにまだリベンジだ~
さて、あとは下山するのみ
なんだけど、3日目が一番大変だった・・・
▶DAY3に続く
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