大菩薩峠~湯ノ沢峠
さてさて、ラーメンにかき氷で満腹になったところで
百名山の登山バッチまで購入して完全に観光客。
もうこのまま下山してもいいくらいまったりしたけど
ここからが今回の山行の最大の目的。
「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」(ウシオクノガンガハラスリヤマ」を目指します。
もう一度言います。
うしおくのがんがはらすりやま
なぜこの山が気になっているかと言うと
名前の響きがかっこいいから。それだけ。
日本一名前が長い山なんだって。
それはさておき、ここからの稜線がまたすばらしかった!!!
みてみて!
(石丸峠付近)
どこまでも続くもふもふ・・・
こんな稜線がしばらく続きます。
ああしあわせ。
なんともぜいたくな稜線歩きが続くこと数キロ。
樹林帯ともふもふを繰り返しながら
1時間ほどで小金沢山に到着。
なんということのない地味な山頂でした。
富士山見えたらきれいなんだろうけど。
残念ながらもやって見えず。
でそこから30分弱で目的の
牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着。
地味や・・・
ここは秀麗富嶽十二景といって
富士山がきれいに見えるスポットらしいのですが
富士山が見えないことには何の特徴もない山頂。
完全に名前負けしとるやないか。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山を越えると
だんだん道は樹林帯が多くなりもふもふゾーンは終わり。
倒木の多い歩きづらい獣臭のする道は意外と長く
途中からちょっと飽きた。
ただ、人にはほとんど合わず、
とても静かな山歩きが楽しめます。
また行こう。次は富士山が見えますように・・・
黒岳からのくだりが少し不明瞭で一瞬ロスト。
歩きにくくて意外と時間がかかった。
15時頃に湯の沢峠に到着。
湯の沢峠~やまと天目山温泉
さて、ここからが問題。
予定ではやまと天目山温泉でさっぱりしてバスで甲斐大和まで戻る行程。
たしか最終のバスは16時30分くらいだったような・・・
残りのコースタイムは150分。意外とある。
距離にして5~6kmだから走って約1時間か。
ここは温泉の時間を死守するためにも全力でくだらねば。
お気づきのとおりここまでの行程はほぼ歩き。
のんびりお気楽登山になりかけていたのが、
いきなり激走!湯の沢峠のスタート。
走る。
途中から雷もなり出して焦る。
スピードを上げてみる・・・
キロ5分30秒。
背中でクッカーがかしゃかしゃ暴れ出す。
うるさいし気になるけどそうも言っていられない。
意外と長い。
もう少しスピードを上げてみる・・・
キロ5分15秒。
私にしたらトップスピード。
くだりとはいえ、いつもより重い荷物を背負って
クッカーをかしゃかしゃ鳴らしながら爆走。
なぜいつも私たちの山旅はこうなのだ・・・
(前回の激走!三峰神社はこちら
【ヤマノボリ】奥秩父主脈縦走レポート DAY3(将監小屋ー雲取山ー三峰神社) - 亀さんランナー100マイラーへの道)
走ること30分。
ついたー!!!
15時50分無事、やまと天目山温泉に到着。
最終のバスを調べたら・・・
え。18時47分まであるじゃん。
120%がんばって走ったけど。
なぜ16時30分と思ったかは謎だが、スピード練習できたからいいか。
温泉でさっぱりして
生搾り豆乳でくだりの激走により破壊された筋肉にタンパク質を補給し
17時に臨時便で出たバスに乗り
帰りの電車でノンアルで乾杯。
終わりよければすべてよし。
これにて弾丸!日帰りファストパックは終了。
テーマだった「たのしむ」は120%達成!
最後の激走もひっくるめて、全行程心から楽しめた。
やっぱり山が好きだ。
日頃のトレーニングの成果も出始めて
楽に長く動けるようになってきたのも大きいかも。
楽しむために強くなる。これからもがんばろう。
次はどの山にいこうかな。
▼前編はこちら