DAY3 5月5日 晴れ
さてさて、長い旅も今日でおしまい。
3日目はラスボス雲取山を目指して進みます。
DAY3 将監小屋ー禿岩ー雲取山ー三峰神社ー大輪バス停 約27km D+1200m
今日は雪もないので気持ちも楽。
朝のトイレ渋滞にはまったため6時30分ごろゆっくり出発。
雲取山へ
雲取山へはコースタイムで6時間ほど。
地味なトラバースが続きます。
ここぞとばかりに重心のコントロールといい姿勢を意識!
股関節から膝を斜め前に出すようにパワーウォーク。
3日目で疲労もあったけど、だいぶ楽に進めた(気がする)
途中の禿岩では関東随一と言われる展望のごほうび*
これは本当にきれいだった~
(青空に山並みが映える)
スタート時点では左手に見えていた富士山もここでは右手に
ずいぶ歩いてきたなーなんて感慨にふけりながらしばし休憩。
(ずっと見ていられる・・・)
そこからは笹の稜線をふたたびてくてくと。
あいかわらずのパワーウォークで
もうこの時点で今回の旅は走らないと決めた。笑
(雪がないとすごく歩きやすい)
10時20分、雲取山に到着!
(いい笑顔!)
百名山3座を含む数々のピークを踏破し、雲取山までやってきました。
ラスボス直前の急登もなんなくクリア。
数々ののぼりでだいぶ体の使い方が身についたよう。
いやぁ、達成感あったなー
三峰神社へ
旅はまだ終わりません。
本来の縦走路は鴨沢、または奥多摩におりるのですが
今回は念願のパワースポット三峰神社にむかいます。
(しかちゃんかわゆす・・・)
この区間は特記事項もなく
トレランスタイルだったら気持ち良く下れそうな整備された登山道が続きます。
ただ、鹿が多かった。笑
人とかおかまいなしに草をむさぼる。写真取られても気にせず。
なんともマイペースな鹿たちに癒されながら
一部油断して軽くねんざしながら
のぼりかえしに軽くいらだちながら
15時三峰神社に到着。
(ついたーーーーー)
「おれは、やりとげたぞーーーーー!!!」
日本二百名山一筆書きを踏破した田中陽希さんのこのセリフは感動的でしたが
まさにそれを叫びたい気分。(レベル感違うけど)
長かった・・・
下り基調とはいえ、約65kmで5000m以上ものぼったなんて
やり遂げられた自分に感無量。
そしてバディよ、ありがとう。おつかれさま。
旅はまだ終わらない
ほんとうはここで終わるはずだった、私たちの山旅。
いろいろあってここからがクライマックス。笑
静かな山の中で3日間も過ごしたので
街はGWまっただなかということを完全に忘れておった。
神社の売店のおばちゃんの「混んでてバスいつ来るかわからないよ」という一言。
そこで、三峰神社表参道を大輪バス停まで下りることに。
その距離約4km。
(ココカラマタ4キロデスカ・・・ツカレタヨ)
という心の叫びはさておき
ここから激走!三峰神社のスタート。
(走る)
(はしる)
(ハシル)
表参道はなかなかの傾斜のくだり
おいおい、全然走る元気あんじゃねーか
とつっこみが入るレベルでがんばって走った。
だってバスが30分に1本しかないんだもん、ぎりぎりなんだもん。
はやくお風呂入りたいし。
脚痛いけど、走ればいいんでしょ!怒
またもやどこにぶつけていいかわからない怒りを心にしまいながら(誰も悪くない)
激走したかいもあり、バスが来る3分前にバス停に到着。
(この区間でここまでの感動だいぶうすれたけど)
ということで、クライマックスは激走!三峰神社にて
全力を出し切って今回の旅は終了。
3日間約70kmの長い旅は幕を下ろしました。
いろいろあったけど、総じて楽しかった3日間。
思い返すだけで夢のような時間だったなぁ・・・
体力的にも少しがんばれるようになった、かな。
すげーきつかったけど、またやりたい。(今度は雪のない時期に!)
まとめ
乗り物を使ってどこにでもいける時代になったけど
自分の足で歩いてみて、はじめて見えるものもある
長い距離を歩き続けてみて、はじめて感じる感情もある
のぼりもあればくだりもあって、まるでそれは人生のよう。
きついときも逃げたくなるときもあるけど
ふと振り返れば自分の歩いてきた道がずっとむこうまでつながっていて
それは自分が出した1歩1歩の積み重ね。
1センチだって前に進み続けるのをやめなければ
いつか大きな山も越えられる。
今回もお山はたくさんのことを教えてくれました。
次はのんびり登山もいいなぁ・・・なーんて。
ヤマノボリシリーズ、今年はアルプスデビューしますよ~
次のチャレンジはトレニックワールド彩の国100km。
100マイラーへの道はまだまだ続きます。
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